年下彼氏×年上彼女


5時50分。





わたしはさっきの昇降口にいった。




周囲にはちょうど部活が終わった
サッカー部とテニス部で
いっぱいだった。





気になっていた彼の姿は
もうどこにもなくて。






「はあ・・・・」




少しの安心と
少しの悲しさが入り混じった
深いため息が出た。






下駄箱から靴を取り出して
騒がしい昇降口を抜けると






外は雨が降っていた。






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