年下彼氏×年上彼女


そう思うと
わたしの何かがプチんと切れた。




「だって・・・
だって仕方ないでしょ?
なんでわたしのこと待つ必要があるの?
カノジョがそんなに英語が得意じゃなかったの?
だったら違う人にきいてよ・・・
そりゃ・・・カノジョと一緒にいるところを
見たんだもん・・・・・
その場になんていられるわけないじゃん・・・!!!!!」






借りたタオルを
ギュッと力強く握りしめながら
中島君の背中に言った。




すると彼から
予想外の返答が返ってくる。





「その言い方ないじゃん。
なんだよさっきから、
カノジョカノジョって。
俺にカノジョなんかいないんだけど?」




「・・・・・え?」






さっきまで込み上げていた
怒りや悲しみが
一気に引いた。







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