伝えられることをすべて…
翌朝――

私はいつも通りに学校に行った。
そしていつも通り―――

「癒羅ぁ★おはよっ!!」
「あ!美優!!おはよ」
そして――
「絢斗〜!!おはよー」
「……」
ぁれ?返事がない…
いつもなら、元気に挨拶返してくれるのに…
聞こえなかったのかなぁ?
「絢斗〜!!?」
「……」
今完璧私のこと見たのに、絢斗が…そっぽ向いた。

これって…無視…だよね…
…フン!!もう知らない!!
勝手に無視してればイイじゃない!!!

「そっちがそうするなら、こっちもそれなりの態度するからね!!!勝手にしなさいよ!!」

私はそう言い残し、自分の席に座りそっぽを向いた。


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