飴のち晴れ。
何味?
今日から始まる
この学校で――――――。




両親はすでに他界している





親戚の中で私は転がされるように
育ててくれる人が変わっていった




だから自然と何か月に一回は
転校している


もちろん制服は変えずに
ずっと同じだ



そのせいでそれを理由にいじめられていたことが結構あるのも事実






私は親戚を信用しないのと同様に
周りの大人を信用しなかった


それが自分自身の存在を小さくしても




苦しみから逃れるための自己防衛










だから、私は一匹オオカミでも
死神でも寂しいやつでも


何と呼ばれようと平気











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