Black loves 〜最強総長の彼女〜
明日
「春花ちゃんっ」
「春花ぁ〜」
礼が来れない時は藍ちゃんや剣二が来てあたしが一人になる時間はあんまりなかった。
「来てくれてありがとう」
あたしは昨日の自分が恥ずかしかった。
「行かないとうちのボスがうるさいの」
藍ちゃんは可愛い顔を緩ませて言った。
「嘘だぁ〜、藍ちゃんあたしに会いたいんでしょ」
「はぁ?違うし」
「藍はね、春花ちゃんが気に入ったみたいだよ?」
「マジで〜?なんか微妙に上から目線」
「藍は女帝だからね」
フンッと威張り始めた藍ちゃんに一言言う
「マジか」
空を見ながらの一言。
「なんかさ、違う。もっとこう、ないの?藍ちゃんは最強女だもんね、とかさぁ」
「普通に考えてさ、最強女ってネーミングなくね?」
剣二くんが言う。
「ありだし、ストロングガールだよ?なんかありそうじゃん?ほら…スト○ングワールド的な。パワーパ○ガールズ的な」
藍ちゃんは板チョコをかじりながら言う。
「あぁ、ありかも。なんかカッコイイ最強女」
あたしも納得。
「いやいや、普通すぎ。だったらさ、シルバー・D・ビーナスとか」
「"D"の意味でしょ」
「うん、もう最強じゃないし」