君とあの場所で





「唯那、遥哉でも紹介してやれば?」

「………なんで遥哉がでてくんの」

「うっわ。奈緒ありえないんだけど」



木山 遥哉(キヤマ ハルヤ)
中学3年生。他県。
唯那の元カレ。



「いいじゃん。遥哉もタラシだしっ?」

「遥哉くんのこと奈緒には関係な‥「遥哉のアド消したから。」



唯那がキレた感じで言った。

唯那は遥哉くんとの遠恋で、いろいろあって傷付いて、男子が嫌いになったこともあった。だから私は遥哉くんがムカつく。



「えー!?なんで!?消したの!?」

「私もアド変したし、遥哉も変えた!てか連絡取る意味ないでしょ!?」

「え………あぁ………うん」

「………私帰るから。沙綾行こ」



奈緒のこういうところが私達は嫌い。唯那でさえ会ったことのない人の話しまで軽々しく話す。私にはありえない。

こんな奈緒の話しは毎日のように続く。





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