感想ノート
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卯月心 2012/02/10 11:57
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卯月 心 様
往復書簡になりつつありますね。
こういった意見を聞けることが、ネットに公開する醍醐味です。
賛否あるのは当然で、私の場合、批評されることで自分らしさに気付くことが多いのです。
変えるべき欠点だけでなく、譲りたくないこと、作品に宿した魂みたいなものも確認できる。
作品を批評するのは、労力も時間も使う。
根本は、世話焼きで親切な人でないとできない気がします。
だから心さんもなかなかのお人好しでしょう。
京都の美味しい所を気前よく紹介するぐらいに。
この良縁に感謝しています。
嵐 万凛子 2012/02/09 10:00
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こんなド素人の感想に付き合わせて、何だか恐縮しちゃいますm(__)m
普段、僕は書き込みしません。いいなと思ったものだけに、人知れず、こそこそこそっと書き込みます。
なのに、真摯な対応。
感謝です。
近いうちに読破するでしょうから、また来ますね。卯月心 2012/02/09 01:40
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卯月 心 様
たしかに文の雰囲気は、主人公たちの成長と共に変化していきます。
それがリズムの変化として心さんには感じられたのかもしれません。
別の方にも、サッカー選手である矢楚のポジションがMFからFWに変わった時に、文に男らしさを感じたと言われました。
それは、意図的に行いました。
小学生から社会人になるまでを描いた、これは成長物語でもあるからです。
心さんの指摘を受けて改めて考えるに、私の文体は、幼い子を描くのには合っていなかった、だからアンバランスな印象を与えたのかも知れないです。
嵐 万凛子 2012/02/08 11:13
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果たして僕に教えられることがあるのでしょうか?
ただ、思ったことを素直に申しますと、平坦だと評した部分と純文学を意識し過ぎているのではないでしょうかと指摘したことを換言すれば、それは温度差ではないでしょうか?
淡々と地文を進め、会話文で凹凸というか、立体感を出しておられると感じました。
反面、切り取った一部として美しい情景描写が、時に煩く感じたのも事実でありました。
徹底的に華やかな(或いは凍てつくほどに残酷な)描写で、けれど会話には奇をてらわないものを用いるとか、統一すると文体が確立されるのかも知れませんね。
……と、これは自身に対する客観的な意見でもありまして、こうして人様に意見は出来ても、己にそれを体現する技量は備わっていないのが現状です。
はてさて、困ったタヌキですな、あたしゃ(汗)。
ちなみに、120Pくらいからでしょうか、地文に平坦でありながら、リズムが生まれているような気がしました。これが狙って書かれたのであれば、恐るべし。
まあ、僕の言葉などあまり気になさらずに。
僕の書いたものなんて、まだまだ人様に見せられる代物じゃありませんから(苦笑)。
卯月心 2012/02/08 10:01
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卯月 心 様
心さんとお呼びしてもよろしいでしょうか。
平坦は褒めでしたか、ではありがたく頂戴いたします(笑)。
以前、光の子の描写について、『残酷なほど淡々とした筆致』というコメント頂いたことがあります。物語後半を読んだ、ケータイ小説家の友人からでした。
私は、以前に五年ほど、ざっくり言うと、文を書くことを仕事にしていたことがあります。
そこでは、虚飾を排し、事実や史実に裏付けられた理論的かつ分かりやすい文が求められていました。
その名残が地の文に顕れているのかもしれませんね。
だから、人さまの携帯小説の文体を、回りくどく感じることがあります。重複表現などが気になるんです。
しかし削いでしまうと、平坦になってしまうのですね。
会話文を引き立てる、あまり考えたことがなかった。ベクトル、色彩、勉強になります。
心さんとの出会いは何らかの啓示でしょうか。あ、キリスト教徒ではないですけど。
また、もっと教えてください!
嵐 万凛子 2012/02/08 08:36
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平坦、この言葉は悪い風に聞こえるかも知れませんが、会話文が色彩豊かに感じたので、寧ろ平坦でよかったという意味です。
紛らわしい表現ですいませんm(__)m
物を書くのって本当に難しくて、会話文と地文の何れに、例えば絵でいいますと、輪郭と色、各々のベクトルを定めるかが重要になると思うのです。
まあ、そのバランスが巧くいっておれば、今頃僕もプロの作家かも……なんて、嘘です。
ド素人の戯言だと、聞き流してください。
あっ、雑記帳への書き込みありがとうございます。とても嬉しかったです。
では、また来ますね♪
卯月心 2012/02/07 22:53
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卯月心 様
全然気に障るなんてありません。しっかり読んでくださっているからこそ、の助言、感謝です!
文学賞の講評などでも、作品に比喩を多用すると批評の対象になることも、よく知っています。
比喩、たしかに多いですね。でも意識的にしたことではないのです。
あえて申し上げるなら、『光の子』の主人公たちには世界はあのように見えている、といいますか……。
私はまだ三作目を書いている途中なのですが、他の作品には比喩的表現はさほどありません。
意図的に避けているわけでもないのですが。
私らしい文体とは何なのか、まだそれすら分かっていないひよっこ、ということかもしれません。
それにしても。平坦な文と言われてしまった、これのほうがマズい気が。平易、の間違いだといいのですが……。
ともあれ忌憚なきご意見、これからも教えて下さい。よろしくお願いします。
嵐 万凛子 2012/02/07 12:07
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はじめまして、BBSから来ました。
まだ読み始めですが、少し感想を。
非常に読み易い平坦な文章が心地好く感じました。
反面、所々『純文学』を意識し過ぎている描写が気になりました。
御作のようなストーリーであれば、凝った比喩的な表現はあまり要らないような気がします。
す、すいませんm(__)m
はじめましての上に自分のことを棚に上げて。
面白いのに、勿体ないなって思ったもんですから。
お気にさわったなら、謝ります。
では、続きを読ませていただきます。卯月心 2012/02/07 09:40
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鵜井椿さま
ありがとうございます。
お名前、素敵ですね。私も椿をペンネームにしようとしたんです、名字に。
早速、椿さんのお宅に伺ってみました。
感想はそちらに残します。
これから、よろしくお願いします。
嵐 万凛子 2012/01/27 20:45
仰る通りだと思います。
人の意見は、その人の観念で成り立っているので、それをどう解釈するのは人によりけりだと思うのです。
譲りたくない部分があるだけで大したものだと。
僕なんかね、気に入った本を読んだら、すぐに影響を受けちゃいます。
無論、パクるわけではないですが。
特にここ2年は(受験勉強があるので、悩むほど書いてませんが)自分の用いるべき文体に悩んでいます。
読む分には、三島由紀夫が今のところ一番好みなんですが、影響されて書いてみると何とも中途半端で。
譲れない部分を伸ばしていけば、他の部分を十二分に補ってあまりある個性になると思います。
僕は今、なかなか新しいものを書く時間がありませんが、ちょこちょこ小さなシークエンスを預金代わりに貯めておくことにします。
また、ちょくちょく来ますね。迷惑でなかったら(汗)。