【長編】FOUR SEASONS
何を言ったのか自分でも良く分からない。

いつの間にか自分の中の想いを吐き出すように優華にぶつけていた。

「すげ~嫉妬した…優華の踊りに…。踊りを見て優華が誰かに嫉妬しているのが分かった。優華を嫉妬させるくらい優華が想っている奴って誰?優華が好きな奴って誰だよ」

自分の言葉にますます苛立ちと、悔しさが沸きあがってくる

「優華…好きだ。俺だけを見て…」

優華…好きだ

俺のものになって…

俺だけの優華になって…

おまえの心が欲しい…

おまえの全てが欲しい…

おまえだけは誰にも渡したくない…




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