【長編】FOUR SEASONS
「優華に渡したいものがあるんだ。ちょっと目を瞑って?」
「何?渡したいものって。」
あたしは言われるがままに瞳を閉じる。
先輩はそんなあたしの右手をを取って何か小さなものを乗せた。
「目、開けていいぞ。」
手の平には小さな箱。可愛いリボンが飾ってある。
「なに?これ。プレゼント?」
「ああ、ホワイトデーのな。随分遅くなったけど。
「えぇ? ホワイトデーのって…10年も前でしょう?」
「まあな、いつか優華に再会したら渡そうと思ってずっと取ってあったんだ。
ガキのプレゼントだからガラクタみたいな物だけど、あの頃の俺には精一杯の想いを込めた物だったんだ。
だから、捨てられなかった。嫌じゃなかったら…貰ってくれるか?」
先輩の言葉に嬉しくて
ドキドキしながら小さな箱を開いてみる。
中に入っていたのは―…
貝殻で出来たネックレスだった。
「何?渡したいものって。」
あたしは言われるがままに瞳を閉じる。
先輩はそんなあたしの右手をを取って何か小さなものを乗せた。
「目、開けていいぞ。」
手の平には小さな箱。可愛いリボンが飾ってある。
「なに?これ。プレゼント?」
「ああ、ホワイトデーのな。随分遅くなったけど。
「えぇ? ホワイトデーのって…10年も前でしょう?」
「まあな、いつか優華に再会したら渡そうと思ってずっと取ってあったんだ。
ガキのプレゼントだからガラクタみたいな物だけど、あの頃の俺には精一杯の想いを込めた物だったんだ。
だから、捨てられなかった。嫌じゃなかったら…貰ってくれるか?」
先輩の言葉に嬉しくて
ドキドキしながら小さな箱を開いてみる。
中に入っていたのは―…
貝殻で出来たネックレスだった。