【長編】FOUR SEASONS
左右の頬にも一つずつ鼻の頭にも一つキスを落とし、最後に唇に指でそっと触れる。
「孝宏、あたし約束守ったよ。誕生日までにあなたを名前で呼べるようになったでしょう?
ちゃんと約束守ったんだから、あなたも守ってよ。
ずっと一緒だって言ったよね? 二度と離れないんでしょう?」
握った手に力を入れ、祈りを込めて静かに唇に誓いのキスをする。
「あたし…誓うから、一生あなたしか愛さないって…だからお願い、早く目覚めて…。」
孝宏…愛しているわ
冷たい唇が少し温かくなった気がしたとき―…
あたしの思いに反応したかのように
僅かに孝宏の唇が痙攣するように細かく震えた。
「孝宏、あたし約束守ったよ。誕生日までにあなたを名前で呼べるようになったでしょう?
ちゃんと約束守ったんだから、あなたも守ってよ。
ずっと一緒だって言ったよね? 二度と離れないんでしょう?」
握った手に力を入れ、祈りを込めて静かに唇に誓いのキスをする。
「あたし…誓うから、一生あなたしか愛さないって…だからお願い、早く目覚めて…。」
孝宏…愛しているわ
冷たい唇が少し温かくなった気がしたとき―…
あたしの思いに反応したかのように
僅かに孝宏の唇が痙攣するように細かく震えた。