【長編】FOUR SEASONS
ふいに目の前にフラッシュするように表れた銀色の刃

そして護るように胸に抱き寄せた柔らかな温もり


ああ、そうだ。


何かとても大切な護りたいものが俺にはあったんだ。

そして、それを護りきって今ここに俺はいるんだ。

記憶はなくても、心の中に温かい想いが広がりそれを確信できた。


俺は、何を護りたかったんだろう……。


何を護ったんだろう……。


何を大切に思っていたんだろう……。


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