【長編】FOUR SEASONS
「言っとくけど俺はいつも裸で寝るんだよ。
優華が下着姿なのは俺のせいじゃない。自分で脱いだんだぞ?
俺が止めなかったら下着も脱いでいたかもしれない。」

「あたしが自分で脱いだの?」

「そう、俺の前でポイポイ服を脱いでいったんだぞ。
ストリップショーみたいに色っぽくてさぁ、ドキドキした。」

「きゃ~!!言わないでっ。」

あぁ、いつもの優華だ。

やっぱり優華はこの方がいいな。

大胆なのも悪くないが、それはちゃんともう少し先の為に取っておきたいからな。

クスクスと笑いながら昨夜の復讐を試みる。

「だから、聞いたら後悔するかもって言っただろう?
あのまま全部脱がれたら、確実に襲っていたぞ?
自制するのすっげぇ大変だったんだから。」

「…ごめん。あたし相当酔っていたのね。」

そう、酔っていましたよ。かなりね。

よく俺が手を出さずにいられたと誰か褒めて欲しいよ。


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