【長編】FOUR SEASONS
「ずっとこの時間が続いてくれたら良いのにな。」

俺の小さな呟きが聞こえたらしい優華が、少し怒ったような仕草で、たしなめる様に言った。

「当たり前じゃない。あなたにはあたしと右京がいるもの。ずっと続くに決まっているでしょう?」

そう言って笑う優華の笑顔があまりにも鮮やかで、僅かの不安も消し飛んでしまう。

そうだな…。

俺には女神がついている。

この幸せが消えてしまうなんて事絶対にありえないんだ。

優華と共に人生を歩み続けるかぎり…。



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