【長編】FOUR SEASONS
「ねえ、ママ。ほら、幼稚園の時に仲の良かったたかちゃんっていたでしょう?名字何ていったっけあの子、どこに引越したんだっけ?」
「ああ、たかちゃんね?懐かしいわね。覚えてる?
優華はたかちゃんが大好きだったものね。
ママもたかちゃんのママの祥子ちゃんも、二人が将来結婚して、お互いに親戚になるのが夢だったのよ~♪」
……人の将来を勝手に決めないで下さい。
「祥子ちゃんの実家のあるY県へ引っ越したのよ。
覚えていない? 離婚前の名字はね北沢だったわね。
離婚してからは祥子ちゃんの旧姓の秋元になったけど」
その言葉を聞いて、やはり孝宏先輩とたかちゃんは別の人だと確信する。
~~~♪
携帯から聞きなれた音楽が流れてきた。
孝宏先輩だ。
「あ、でもね…」
とまだ何か話したそうなママを部屋から追い出しにかかる。
「あら、彼氏から?いいわねえ。でね、祥子ちゃんね・・・って優華聞いてるの?」
まだ何か言っているママの背中を押して、ドアの外へと押し出す。
バタン!とドアを閉めてあわてて携帯を取ったから、ドアの外でママが言っていた言葉は聞いていなかった。
「祥子ちゃん今は再婚して沖崎って名前になったのよ」
「ああ、たかちゃんね?懐かしいわね。覚えてる?
優華はたかちゃんが大好きだったものね。
ママもたかちゃんのママの祥子ちゃんも、二人が将来結婚して、お互いに親戚になるのが夢だったのよ~♪」
……人の将来を勝手に決めないで下さい。
「祥子ちゃんの実家のあるY県へ引っ越したのよ。
覚えていない? 離婚前の名字はね北沢だったわね。
離婚してからは祥子ちゃんの旧姓の秋元になったけど」
その言葉を聞いて、やはり孝宏先輩とたかちゃんは別の人だと確信する。
~~~♪
携帯から聞きなれた音楽が流れてきた。
孝宏先輩だ。
「あ、でもね…」
とまだ何か話したそうなママを部屋から追い出しにかかる。
「あら、彼氏から?いいわねえ。でね、祥子ちゃんね・・・って優華聞いてるの?」
まだ何か言っているママの背中を押して、ドアの外へと押し出す。
バタン!とドアを閉めてあわてて携帯を取ったから、ドアの外でママが言っていた言葉は聞いていなかった。
「祥子ちゃん今は再婚して沖崎って名前になったのよ」