駆け引き×スクープ3~Red Devil 赤い悪魔~
ーコンコン、ガラッ!!
「アニョハセヨ~♪なんちてしずなだょん!!」
「夏梨名ちゃん、先輩知らない~~?」
「お見舞いのフルーツ!!だょん♪♪」
は、しなかった。
間一髪で私も栗塚さんも離れた。
けど、その様子に感づいたのか
「あら、お邪魔?」
ニンマリと笑うしぃ
それからニヤニヤと3人に注目され、
必死に目線をそらしていた。
「俺、もー帰るわ、本部行く。夏梨名ちゃんお大事に」
ヒラヒラと後ろを向かず手を降って病室を出ていった栗塚さん。
素晴らしいくらいのポーカーフェイスです!!
「ちょっと怪しぃー!!あ、こら寝るな!!」
しぃに剥がされそうになる布団を必死に被って、
「ハイハイ!!また来週来てくれるかな!?」
「「「いいともーーー!!!!!」」」
「ではご機嫌よう」
「「「ってオイ!!!!」」」」
3人のツッコミを無視して私は眠った。
そんな私に今日は無理だと諦めたのか3人は帰っていった。
でも実際は眠れる筈もなく、
その日は寝不足決定だった。