駆け引き×スクープ3~Red Devil 赤い悪魔~
PM10:54
暗い道
街灯すら殆どない。
暗い夜道を私はあるく。
後ろに気配を感じながら
コツコツ……カツン、カツン
私の履いているヒールとは違う、革靴の音
決して後ろを振り向かず、歩幅を速める。
後ろからついて来るのがわかり、私は走った。
右に曲がり、
壁に背中を付け、足音の人物を待つ。
私はカバンの中からある物を取った。
街灯が近くにある、
影が私の方に来た。
「くらえ!!」
私は足音の人物の前に出た。
ープシューーーッッ!!
くらえ!
「んギャーーーッッ!!目が、目がぁぁあああっっっ!!!!」
足音の人物が目を押さえて転げ回る。
「どうよ!痴漢撃退スプレーにタバスコ丸ごと一本いれた威力は!!」
そう、
編集長に貰ったのは前に雑誌の特集で使った痴漢撃退の為の防具グッズ
その中にあったスプレーに給湯室にあったタバスコを足してよく混ぜた。
ぬゎはははっ!!
文字通り痛い目あわせたったゎ!!
よゐこは真似しちゃダメだぞ☆
「さぁ、顔見せなさい!!」
街灯の明かりで顔を見ると