駆け引き×スクープ3~Red Devil 赤い悪魔~





ー朝




ワイワイ




ガヤガヤ




警視庁捜査一課は今日も忙しく回っている




「ん~‥、被害が直接なければ警察は動けないんですよね~~」




頬杖をつきながら適当に流す男




わかってるからせめて真面目に聞けよ…!!




私は警視庁に来て、ストーカーの被害届を出した。




だけど、
やっぱり直接的な被害がないため警察は下手に動けないらしい。




ストーカーは第三者からの目撃証言などがないといけない。




「一応警察としても警戒態勢を取っときますんで~」



「ハイ、よろしくお願いします。」




~ったく!!
何よあの態度!!




栗塚さんならもっと真面目に聞いて……




「………」




今朝、
起きれば目の前に栗塚さんの顔があって驚いた。



しかも昨日のまま抱き締められてて……




オマケに栗塚さん、寝起き駄目だからなかなか起きないし……!!




「う~‥っっっ!!」




ーガンゴンッ!!ドガッ



「つっきよちゃーん!?壁破壊しちゃ駄目ーーーっ!!!」



「あ、桐谷君……ってアラ?」




横を見ればボロボロの壁



「ΣΣ何でこうなってんの!?」



「もしもし!?」




やっば、




「つーか、何で月詠ちゃんが警視庁来てんの?」



ストーカーの事を桐谷君に話せば




「大変だね。あぁ、そういや“Red Devil”にも月詠ちゃん狙われてんだよね?」




あ、桐谷君知ってたんだ。




栗塚さんに聞いた、と言う桐谷君




「なんか大変だね、二人同時にって、家とか不安ぢゃん?」



「あ、今は栗塚さんん家にいるから」



「W H A T !?」



ちょ、声でかい!!











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