駆け引き×スクープ3~Red Devil 赤い悪魔~
私と入れ替わりに栗塚さんがお風呂に入る。
私は会社帰りに買ってきた今日の夕飯の材料でご飯を作る
大丈夫かなぁ……
しぃ達以外に食べさせた事ないんだよな……
「おー、良い匂い」
「ちょ、栗塚さ、上着てくださいよ!!」
栗塚さんは上半身裸でタオルで頭を拭く
イイ身体してんなぁ……ゴクリ
ハッ!!
いかんいかん!!
脳が変態になっとる!!
「かっ、風邪ひきますよ!!」
「夏梨名ちゃんこそ髪の毛拭きな」
栗塚さんは留めていた私のバレッタを取る。
サラリ、と髪が肩に落ちる。
そう思ったら頭にタオルを置かれた。
「ん?って、ふぇぁあっ!!」
ガシガシと頭をタオルで思いっきり拭かれた。
「よし」
タオルを取った栗塚さんは満足そうに頷いた。
…すご、乾いてる。
「ぼさぼさ」
フッと笑う栗塚さん。
「…って!したのは栗塚さんでしょ!!」
そうだった、と言う栗塚さん
……もうっ!!
「はい、運んで下さい!!」
「ん」
栗塚さんにも運ばせて、食べ始めた。
「うん、美味いね。料理上手なんだ。」
心の中でガッツポーズ!!