駆け引き×スクープ3~Red Devil 赤い悪魔~
んなこといい!
鳴り続ける携帯
履歴には登録のしていない番号が並ぶ
「‥きっつぃな~‥」
流石にメゲる。
ストーカーといえど少しは節度を持ってだなぁ……チッ……
今日は休日で私は栗塚さんの家にいた。
(鍵とチェーンやって家から極力出ないと栗塚さんに約束させられた。)
「…今日は栗塚さん、帰ってこないんだよなぁ……」
ソファに座り膝を抱える。
テーブルの上に置いたコーヒーから湯気をじぃっと見つめて、考えていた。
何をすればいい?
せめて見当のつく奴がいればいいんだけど……
“Red Devil”ー‥
「今岡、かー‥」
私の黒髪を赤い血の色に染め上げようとする男
アイツは今、何処にいるのだろう
栗塚さんが放火事件の時に行ったアパートにはもういなかった。
栗塚さんは危ない事はするななんて言ったけど……
私は携帯と財布、栗塚さんの家の鍵を持って外に出た。
なんとかなる!!
「つーかなんとかする!!」
気合いよ気合い!!
Don't worry!!