駆け引き×スクープ3~Red Devil 赤い悪魔~
先日、誘拐事件があり、被害者の家族から依頼が来た。
そこで調べた所、父親の会社の同僚の男が怪しいと考え、その男を尾行中
男は金の受け取り場所に向かい、紙袋を取った。
「行くぞ。」
「はい!!」
男の元に行く。
周りには別の警官がいる。
男は俺達を見ると逃げ出した。
俺達も走り、追う。
「待てーーーっっっ!!」
神田、
せめてもっと早く走れよ
男に追いつき、腕を掴む
「…離せっ!!」
男が抵抗に懐からナイフを出した。
俺は男の腕を引き、
襟を掴んで背負い込んだ。
男がコンクリートに叩きつけられ、目を瞑ったまま動かない。
やりすぎたか?
「大丈夫か?」
他の警官が来ない。
辺りを見回すと神田が口を大きく開けていた。
俺はとりあえず男の腕をひねりあげて拘束する。
やっと動き出した警官に後を任せた。
単独犯だろうしこれで子供の居場所もわかるだろう。
男を車に乗せていると夏梨名ちゃんを見かけた。
「‥なんでこんな所に……」
夏梨名ちゃんは俺達に気づいていない。
「神田、ここ頼んだぞ」
「エッ!!先輩!?」
俺は夏梨名ちゃんを追った。