キミが好きで
『…みさと』
大ちゃんは私をそっと
自分の方に抱き寄せた

ギュッと抱き締められたかと思いきや
耳元で話しだした

『いきなりごめんな…
気にしなくていいから^^
…涼介のとこ
行っておいで…
あいつ心配してるよ
けど…無理はするなよ?
辛くなったらおいでな?
俺はいつでも味方だよ』

そう言って私の体を
離すと自分の体と
向かい合わせて
最後にこう囁いた


〝行ってらっしゃい〟
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