キミが好きで

初めてなんじゃないかなと思うくらい長い沈黙が続いた

沈黙の中でも手は相変わらず
握られているままで

長い沈黙のあと
大ちゃんが口を開いた
『…み…さと…?』

「……ん?」

大ちゃんの方を見ると
しんどさで涙目に
なりながら私を見ていた

「///…なあに?大ちゃん?」

…ギュッ…
手を恋人繋ぎに繋ぎ直した

「///」

すると
小さい声で
『みさと…行かな…いで…』
って呟いた

こんなに甘えん坊な大ちゃん久しぶりだ
「…みさとはどこにも行かないよ?ここにいるから^^」

『涼…介のとこ…行かないで…』
そう言って大ちゃんは体を起こした
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