シュガースパイスな君
久しぶりの×××
【大地Side】
帰る途中、すごく襲いたい衝動に駆られていた。
けど外だし、こいつも嫌がるだろうから、頑張って耐えたんだよ?おれ
【琥珀Side】
帰る途中、大地の様子がおかしかったのはきっと大丈夫なんだろう。
そして歩いて歩いてついたのが夕方。まぁそもそも空港に着いたのが三時頃だし家まで歩いても1時間半程度の距離だから普通なんだけど
――――ガチャ
大地が鍵を開けて一緒に家の中に入る。
「わぁー久しぶりだぁー」
と言いながらあたしは家の中を見回す。
「さすが大地だよね。前とあんまり変わってない。それに綺麗なまんま」
「そりゃ、執事もメイドも居るからな。」
「それでも、あの人達そこまで世話焼きじゃないじゃん。」
「まぁな。」
リビングの本棚を見ていると
「琥珀…。」
「ん?きゃっ…」
後ろを振りかえると同時に抱きしめられた。
「…やっぱ琥珀が一番だ……。」
「え…あ、あたしも大地が一番だよ…?」
「琥珀…。」
大地はあたしを抱え上げ傍のソファーへ向かう。
「大地…?」
あーきっと今あたしの顔真っ赤だよ。
「…琥珀、その顔…反則だって…。」
「そ、んっ…。」