シュガースパイスな君
「ったく、いきなりぶっ倒れやがって」
「…しょうがないじゃない」
「……心配した////」
「大地が照れてる…」
「るせぇ///黙れ襲うぞ」
「ごめんなさい」
「……冗談だよ。別に病人襲うほど飢えてない。」
それはつまり
「他に女の子でも作ったの?」
「………は?」
「襲うほど飢えてないって他に女の子がいるから飢えてないってことじゃないの?」
「……いや、そうじゃなくて///」
「…?」
「昨日、ヤったからそこまでじゃない、ってのと…」
ヤったとかそういうことをフツーに言わないでよ////
「…////?」
「………微熱でも具合悪い琥珀をいじめるのは………楽しそうだな」
えぇーっ
「いやっ、けど、具合のいい琥珀をいじめた方が楽しいし、おれだって人だからな。んなこたぁしねぇ。だから早く元気になっておれを楽しませて…?」
この人歪んでる。えらく歪んでるよっ?
その顔で言うことじゃないよ?
いやだって、大地の顔、今、すごい癒し系だもん。
「なっ?」
「う…うん…///」
ちなみにあたしが風邪ひいた原因は、長旅で疲れてるのに、大地が放してくれなかったから。
要するに、疲労困憊。