シュガースパイスな君
まさかのおれに着替えさせろとか言うまいな。

「琥珀…着替えぐらいはしねぇと気持ち悪いだろ…?」

「……………スゥスゥ」

な゙…爆睡しやがった!?

………おれ…こいつ着替えさせる間、理性保たせる自信ねぇ……。
いや、寝込み襲っちゃマズいよなぁ…。よしっ!気合い入れて頑張るか…!

「琥珀…いいんだな…?」

爆睡してる琥珀は答えない。

――プチプチ…
1つずつ丁寧にボタンを外していく。

やべぇな。この性格をここで発揮しちまうかもしれねぇ。いや、耐えろおれ!耐えるんだ大地!

願いも虚しく、

―――プツン

ああ、これ、おれの理性が切れた音ね。
願った次の瞬間、琥珀のこと襲ってたおれ…。なんか情けねぇ…。
「……んっ…だいっ…っ」

キスしたら琥珀は起きたらしい。

「…んぅ…だい…ちっ…?」

「しゃべんなよ…しづらい。」

と言って、おれの手を滑らせ、琥珀の下へ持っていき、ホックを外す。
「…ひゃっ…!大地っ?」

「なんだよ。」

「な、なにしてるのっ…?」

見て分かんねぇのか…こいつ

「ん〜。エッチ?」

「な…な…」

「黙っとけ…。」
呟いて、琥珀の胸に顔をうずめる。
「…あっ…んっ…///」
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