シュガースパイスな君
そんな琥珀だから、みんなから注目される琥珀だから、瞳が放せなくて、虜になってた。

――――――……

【琥珀Side】

ああ、泣いちゃった…また熱がでる…
その前に大地に聞こうと思ったのに…

あれ…?クラクラする……あ、もうダメ…。倒れる…!!!

予想していた衝撃はなかった。その代わりあったのは大地の香りと温もり。

ダメだ。力入んない…。

フワッ

あれ……?大地…?あった…か……い……

夢と現実を彷徨いながら、ベッドに着いたことは分かった。

「……着替えろよ…。」

力入んないのに無理だよぉ…。
眠いし……。
睡魔には勝てないんだよね、昔から……。
―――――……
考えるうちに夢の中……。
      ・
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      ・

…ん。なんか……苦しい…。

「んっ…」

少しずつ瞳を開く。
驚きましたよ。だってそこには、ドアップの大地の綺麗な…もとい、大地の狼と化した顔があったから。
聞くと、もともと、狼な性格だったらしくて、今までのはあたしのための演技…。
そんな話を聞いたら、言ってしまった。
「大好きぃいぃ…」
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