シュガースパイスな君
「知ってる。」

え……。
な、んで…?
言ったことなかったのに……。

「なぁ…いいか…?」

え…?なにが?
「………?」

「…いい…?」

考え考え、ようやく理解する。

「…あたし最近…シてないから…痛いかも/////」

「…うん?」

「…でも…あたしは…大地のこと…大好きだから……何されても…大丈夫……」

恥ずかしくて消え入りそうな声で言う。

「…………もっかい言って…?」

「大地のこと…大好きだから…大地なら何されても…大丈夫……」

「じゃあ…泣いたってやめてやんないよ…?」

コクン、とあたしは頷く。

「痛かったら、おれの背中に爪立てていいから」

コクン

―――――……
【大地Side】

「…あっ……んっ…ぁ……。」

琥珀の色っぽい声だけが寝室に響く。顔だっていつもより可愛いし、色っぽい。

「…んんっ…ふっ…。」

キスをしてると琥珀が口を開ける。チャンスとばかりに舌を入れる。

「…ふゎ…だい…ち…んぅ…」

「しゃべんな。」

「…あ…んっ…」
こんな声だされたら
「…歯止めきかなくなるけど…いい?」

「…ぅ…んっ…。」

「…愛してるよ…琥珀…。」

「…ふっ…く…あたしも…大好き…」
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