シュガースパイスな君
So Lonly Girl
【琥珀Side】
――早朝
あたしは起きて、ご飯を作り終え、大地を起こす。
「大地…朝だよ。起きて…。」
「う…ん」
と言ってまた寝る大地。
しょうがない。アレをやるか…。
“アレ”とは、秘技・フライパン鳴らし。まぁ要するに、フライパンをお玉で叩くという、騒音攻撃。この家って広いし、近くに何もないからこれやっても近所迷惑にはならないんだよね。
――カンッカンッカンッ
「うわぁっ、うるせぇっ!!」
心底驚いた顔で起きる大地。
「おぉ、やっと起きたか。」
リビングに向かうあたしと大地。そして、朝食をとっていると、
――カランコロン…
家のベルが鳴った。本当にベルなんだよ。これ…。紐を引いて鳴らせるタイプの…。
急いで玄関に向かうあたし。
「はぁい。どちら様で……わっ!?」
「お久しぶりにございます。琥珀様。」
そこにいたのは、あたしの家の執事の泉(チュアン)だった。
「おい、琥珀、どーしたんだ?」
いつの間に来たのか分からない大地が聞く。
「あ…何でもないよ。ご飯、先食べてて。」
「いい。待ってる。てか、そいつ、お前に用があんじゃねぇの?」
はっ、忘れてた…。
「で、何?」
――早朝
あたしは起きて、ご飯を作り終え、大地を起こす。
「大地…朝だよ。起きて…。」
「う…ん」
と言ってまた寝る大地。
しょうがない。アレをやるか…。
“アレ”とは、秘技・フライパン鳴らし。まぁ要するに、フライパンをお玉で叩くという、騒音攻撃。この家って広いし、近くに何もないからこれやっても近所迷惑にはならないんだよね。
――カンッカンッカンッ
「うわぁっ、うるせぇっ!!」
心底驚いた顔で起きる大地。
「おぉ、やっと起きたか。」
リビングに向かうあたしと大地。そして、朝食をとっていると、
――カランコロン…
家のベルが鳴った。本当にベルなんだよ。これ…。紐を引いて鳴らせるタイプの…。
急いで玄関に向かうあたし。
「はぁい。どちら様で……わっ!?」
「お久しぶりにございます。琥珀様。」
そこにいたのは、あたしの家の執事の泉(チュアン)だった。
「おい、琥珀、どーしたんだ?」
いつの間に来たのか分からない大地が聞く。
「あ…何でもないよ。ご飯、先食べてて。」
「いい。待ってる。てか、そいつ、お前に用があんじゃねぇの?」
はっ、忘れてた…。
「で、何?」