シュガースパイスな君
「………うん…////」

なんか改まって言われると…照れるよ…。

車に着くと大地は開口一番「この辺で1番いい遊園地と動物園と水族館に行くから手配しろ。」とか言って…超張り切ってる…。
でもそんなのも嬉しい。
些細なことだったって、大地がしてくれたことだったり言ってくれた言葉だったら…幸せになれる……もうあたしは大地から離れられなくなってしまったらしい。
…離れる気もないんだけどね。

―――遊園地…

「あぁー怖かったぁ…。」
「あんなんでへばるなよ…。」
さっきジェットコースターに乗ったら予想以上に怖くってずっと悲鳴あげてたあたしに対して大地は全然平気で、表情なんてかわりやしない…。
「あ…貴方は妖怪ですか…?」
なんてからかいの言葉何ぞを言ってはみるけど……だめだ…気持ち悪いよぉ…だからジェットコースターはダメだって言ったのに……。
大地は辺りをキョロキョロと見回してから
「お前はおれをなんだと思っている…?……ちょっとこっち来い。」

そしていきなり手を引かれる。
「えっ?…大地…」

――ポスン…
ベンチに座らされ
「顔色悪い。」
「ジェットコースターはホントにダメなんだって…」
「ふーん」

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