シュガースパイスな君
不適な笑みを浮かべながら聞く大地。
「…え…あ…や……。」
「言えないこと考えてたんだ?」
クスクスと笑みを深める大地。
「…だ…」
「ん?」
「大地のこと考えてたのっ////」
「へぇ…?おれのこと考えてたんだぁ?かぁわいい。」
「……!///」
不意に可愛いだなんて言うから全身が熱くなる。
「……美味しそう…」
ボソッと大地が呟く。
「…なっ…なにが…!?」
「料理。」
「そっ、そう…。自分で言う?それ。アハハ」
そっちか…良かった。ってあたし何考えてんの!?////
「嘘。」
「なにが?」
「美味しそうなもの。」
「………?」
「本当に美味しそうなのは琥珀。」
「……へっ!?!?/////」
愉しそうに、本当に娯しそうにそして悪戯っぽく笑う大地。
それにキュンとするあたしはそれだけ大地を好きなんだろう。
「……第2ラウンド行く?」
「いっ…行かないよっ?///」
「琥珀さぁ知ってる?琥珀って嘘吐いたり、誤魔化したりするとき、噛むんだよ。」
「………っ…。///」
図星!!!
「お楽しみはご飯食べたらな!」
なんか気合い入ってら。
ってそーじゃなくて

< 74 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop