シュガースパイスな君
「し、ないよっ?」
噛んでしまった…。
案の定、大地はニッコリ、満面の笑み。
「〜〜〜♪」
鼻歌歌うなぁ〜!!!
「ごちそうさまっ♪」
食べんの早いなぁ大地は…ハァ
溜息すら洩れるよ。
「琥珀。遅いよ?♪」
「満面の笑みで言われると怖いんだけど。」
「気にすんな♪」
「…語尾に♪つけんのやめて?」
「やだ♪」
あぁ、どうせ大地には抗えないんだから、ご飯が永遠に続けばいいのに…。
なんて考えていても、食べているんだから、目の前の食べ物は無くなっていき……

「ごちそうさまだなっ♪」
「……うん。そーだね。」
「テンション低いなぁ♪まぁもーすぐテンションなんか関係なくなるけどなっ♪」
あ〜も〜終わったぁ〜
とか思ったら
――フワッ…

「え?」
「〜〜♪」

鼻歌歌う大地にお姫さま抱っこされてて

「ちょっ…大地!降ろしてよっ!////」
「やだよ。絶対逃げるだろ?」
「……うっ…。」
そのままベッドへ……

      :
      :

「やっ……んんぅ…。」
「絶対誘ってるだろ?」
「……誘っ、てなんか…ない…よっ…/////」
「それが誘ってるってゆーんだよ。ったく…自覚が無いとは困ったもんだよ。うちの姫は。」
「ゃ……ぁ…。」
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