オレンジ色の校舎
「それに、最近ラブリーでバイト募集の紙があったし、ラブリーでバイトしようかな」
「ラブリーで!?」
「近場だし?時給もイイ方だし」
「うわぁ…じゃあ行ったら、ラブハン奢ってもらおうかな?」
「怒って、の間違いじゃない?」
ニコニコする麻衣が怖くなってそれ以上は言い返さなかった。
「よし。遥もバイトするしあたしもしよう。たっちーは捨て犬で」
うわぁ…可哀想なたっちー。
「あ、暇な時あったら遊ぼうね。ラストJKの身として」
「了解っ。麻衣はたっちーともデートするんだよ?」
「気が向いたらね」
たっちーはずっとケータイ持って連絡待ってそう。いや、自分からガンガン攻めるかな?