Door

二人のドア

「ただいまー」

今日も海斗は私の家のドアをあけて
笑顔で帰ってくる。

『おかえりー。夜ごはん、用意するから待ってて。』


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『美味しそう!いただきまーす。』

嬉しそうに美味しいってほおばる彼に
思わず嬉しくなる。

『でもさ、なんでオムライスなの?』

夢を見ていたから、なんて恥ずかしすぎて言えないから
今回はだまっておこう。

「ん?私が好きだから。文句あるなら下げるよ?」

意地悪っぽく言う私に、彼は焦って

『やだやだ!食べるから!そんなこと言わないで!』

そう言って最後まで食べてくれた。





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