タイトル未定
私は恐くて、声も出さず
ただただ泣くだけだった。

いつもの犯人と同じ匂い。
何でいるの?何でいつも
私なの?恐い。


ずっと私の頭にはその言葉
ばかりが流れた。

学生は、私が何をされて
いるかわかっているが
助けを呼びにいっては
くれない。


もうダメだ……私。


そう思っているとすぐ
隣の車両からスーツを
着たお兄さんがやって
きた。

「おじさん、いい加減に
しないと警察呼ぶよ。」


そう言って、おじさんを
睨み付けた。おじさんは
ビビって逃げていった。


「……グスッ……グスッ。」

「大丈夫か?」

お兄さんはそう言って私に
ハンカチを渡して次の駅で
降りてしまった
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