あたしの部屋 *短編
「な…んで」
『あいつは良くて俺は駄目っておかしくね?』
ああ、めんどくさい
なんなのか、コイツは
「…なんでもいいけどあたし寝るから」
金庫の鍵なら持っている
大丈夫だろう。
『なぁ、男にたいしてみんなにこうやるのか?』
「何がいいたいの」
『無防備じゃね?』
「…疲れた。じゃあ帰ってよ」
『それは無理』
なんなのか、
コイツといるときは悠と違ってものすごい体力がいる。
「帰ってよ、お願いだか『何してんだよ』」
……え?
『お前ダレ?ここ俺の店なんだけど、営業時間過ぎてんだよね』
『お前こそだれだよ』
『ん?マスターのマスター』
「っちょ!いい加減にして」
『…帰る』
『ありがとうございましたー』
なんというやる気のなさ
ひとのこと言えないけど
『また来るから』
「はいはい」
いつもみたいにあたしは言う