あたしの部屋 *短編
「じゃあ、この値段で」
『まじでいい値段だけど、割りにあってるってゆうか…』
「そりゃどーも」
『ったく。…お釣いらね』
「は?何?いきなり」
"ユウト"がこんなこと
いいだすのは初めてだ。
『前の女がもらってねぇのに
俺がもらえるわけねぇだろ?』
「あっそ」
『有難くもらっとけよ"マスター"?』
「…ありがとね。」
『じゃ』
(バタ)
あたしはさっきまで
"ユウト"が転がっていた
ベッドに倒れた。
客がこない
もうこんな時間・・・・
でもこれからが大変だ。
私は女の子の話を聞いてあげている
ご飯をもらって。
まあ、それがなくても行くけど
生活費ぎりぎりな私にはきつい。