たばこの匂いとあなた

なにも気づかない華月は



「大丈夫?

顔赤いけど、もしかして熱ある?」




心配になって響の顔をのぞきこもうとした。






しかしそれは響によって阻止された。




「な…なっ…なんでもないから気にしないで!」






そう言いながら顔の前でブンブンと手を振った。






華月は不思議そうに首をかしげた。






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