たばこの匂いとあなた

「俺に勉強教わるより教室でみんなと勉強するほうが楽しいんじゃないか~?」



東堂は優しく微笑みながら言った。




「そんなことない。

先生ほんとにわかりやすいし、
私すぐ具合悪くなるからクラスに迷惑かけちゃうもん。」




実際東堂の授業はわかりやすく、

授業に参加していない華月でもテストの点がよかった。




「だから先生と勉強してるほうが楽しいよ!」



「お前はほんとにかわいい奴だなぁ~」




東堂は照れ隠しに華月の頭をポンポンとなでた。


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