six bottle
セージsaid






胸騒ぎがする…。ヒューレがこっちに戻って来た。






「エル…。」






様子は明らかでヒューレは焦っていた。






アナを置いて走り出していた。






しばらくして黒い影が見えた。






「あいつ…。」






そばに来るとエルダーが怪我をして抱きかかえられていた。意識はない。





「何をした!」






「獣に…。襲われた。」





舌打ちすると素早く魔方陣と回復魔法瓶で癒した。






剣に手が伸びそうになる。睨み付けるとエルダーを渡しながら…。






「手放すな…。守りたければ。」






空へ去っていく。フェンネル…。






「お前に言われなくたってわかってる…。」






抱きかかえる手に力が入った。






わかってる。俺は弱い。だから…。君の為に強くなる。
君が自由に飛べるように…。





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