six bottle
「「タイム!!」」






二人は街の変化に吐き気がした。美しき町は蛇の群れへ変わり、黒い怪物が闊歩している。






タイムとゼロが取り囲まれている。






タイムは赤い瓶に炎の鞭を振り上げ…。ゼロはタイムを乗せて駆けていた。





蛇が炎で焼かれていく。
黒い怪物が襲う。






「アナ!疾風の楯よ我を纏え…。」
アナに緑の魔法瓶を使い、魔方陣を空中に描いて猛然と突き進む。






タイムに襲う黒い怪物を弾き出す。





「あなた達…。無事だったのね。」






「タイムこそ。」
ゼロは怪我をしている。





「和んでるとこ悪いけど…。あいつ強いな。」






黒い怪物はゆっくり起き上がる。
蛇が群がる…。






「まったく、町全体がこんなんてありかよ!」
二本の剣を抜き放つ。






「まったく!同感!」
矢を放つ。






黒い怪物に当たり、怯んだ所へ切りかかる。
ガッ!






「何?!」
そのまま、弾き飛ばされる。





「セージ!!」






身軽なセージはガードをしながら地面にぶつかる。
「大丈夫!なんともない!」






紅い魔法薬の大瓶を空ける。
「ヒューレッ!」
滑空してきたヒューレにつかまり魔方陣を描く。





「太陽の光よ我を導き闇を照らせ!」





ヒューレが赤と白の螺旋の光に包まれ、黒い怪物に螺旋の炎を吐き出した。





怪物は燃える。






「うそでしょ?!」





それでもなお、動いていた。蛇は倒しても一向に減らない。






次第にジリジリと追い詰められる。






背中合わせに矢を放つ。
「誰もいないのは、あいつらに食べられたからかな?」






「そうかもしれないわね!」
ばし!蛇が真っ二つになる。





「俺らもヤバいな!」
風の楯を張り巡らしたセージとアナも…。
< 30 / 45 >

この作品をシェア

pagetop