six bottle
夕焼けの街
シャラ…。シャラ…。





「シーナ!ここわ危ない!早く!」





「ダメよ。メリッサ…。貴方はその力を使ってはダメ。」





勇ましく美しい。ロッドを振りかざして戦う女性。





「私が食い止める。」





「メリッサ…。」





「シーナはもっと大事な役目があるだろ。」





「メリッサ!」






「エルダー!」






アナから落ちそうになる。




「ちょっと!もう少し優しく起こしてよ。」





「さっきから叫んでるから起こしたんだよ。」





「ここどこ?」





「私の故郷…。海に追われる街。オレン…。オレン·ジビタ。」





夕焼けがとても綺麗だった。海!はじめて見た!
大きな水溜まり。





「気をつけて。そこらへんには盗賊がうようよいるから。」





「「ふーん。」」





「ヒューレッ!」





「ちょ!またエルダー!」




「セージ…。やっぱり匂う。」





「そうだね。」





がさがさ!





いかにも悪い人…。そして獣のは…。





紅い角。





「あれは何…。紅い鹿?」





「いっけー!チャイブ!」





楕円の炎が飛んでくる!




「うわ!」





「エルダー!」





アナが素早く前に出ていく。風の香りが…。緑の魔法薬。





風の盾が私を守る。そのまま頭と思われるやつに突っ込んだ!





「チャイブ!」





オレンジ色の中瓶が割れる。





「何?!」





力で押し返された。





「きゃぁぁぁ!」






間一髪ゼロが飛び出し。落下は免れた。





攻撃が突然止んだ。






「あれ?」





盗賊?は?






「おっ…。女の子?!」




そこには魔法薬に耐えられなかったのか…。のびている少女。






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