six bottle
紫の炎に包まれる。






黒い影が前に…。





そして、炎の鞭が…。





「フェンネル!タイム!」





フェンネルは剣を構える。





ゼロが袋を渡してくれる。
魔法薬が一式入っていた。





「ありが…。タイム?」
タイムが驚愕の顔をしていた…。





「姫…。」





「タイム?…。」




「??」
ジャスミンと知り合い?
姫?





タイムは膝を立て…。頭を下げる。
「ずっと、探しておりました。我が姫ぎみ…。城が沈んだ、あの日からずっと…。」





「王家は?…。」





「ダマスカス王家はもはやあなた様のみ。その血を残すのみ…。」





暗い空気が流れていた…。
「ずっと、一人にして申し訳ありません。我が唯一の姫ぎみ…。」





暗い顔が明るく、こぼれるような笑顔で
「一人じゃなかったわ…。大切な約束があったから。」





白い花は綺麗に笑っていた…。
あの日、あの人が私を拾った。
絶望しかなかった私を…。
闇からすくい投げたのは…。
赤くて金色の…。
波に乗ってやって来たの…。
キラキラと輝いて、とても綺麗で。人魚かと思ったの。






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