six bottle
どうやら秘密の通路を通っているみたい。


着いた場所は…。

メボウキの家だった。

がっかり…。なんかもっとあるのかと思ってたのに。

となりのセージが私の心を読んだのか。

こんな時に何考えてるんだという目で見ていた。

地下からメボウキの穴蔵は倉庫…。ていうより武器庫のようなとこだった。

「あの先生これは?」

セージが甲冑を触りながらおずおず聞いた。


「今から、戦いになる。その装備では…。」

陰気臭い先生が生き生きしてるので二人はびっくりした。


弓矢と長刀を選び、ヒューレッに甲冑をつける。
「軽い…。」


タイムは魔法薬の瓶を慎重に選び出す。


セージは二層式の長剣に盾を選んでいた。


メボウキは外に出る時にタイムに何か渡した。


セージにも。

そして、私に赤い瓶の魔法薬を渡した。

「エルダー…。無事でいてくれ。迷わずこれを使いなさい。真っ直ぐに前を見、自分の役目を果たせ。」

いつもと違うから…。どうしていいかわからなくて…。

「ありがとうございます。」

とはにかんだ。
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