僕らの時間〈4〉
「暇なんですか?」

「そうみえる?」

嬉しいことに他の教員達は、生徒たちの補習やら部活とで出払っている。

高原先生と俺だけの二人きり。

「まぁ…見えますけど」

「ぶっは!正直だなぁ~」

白い肌も、ぷっくりした唇も
柔らかそうな髪の毛。

「いや、帰られへんのかなって思いまして」

「…うん」






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