僕らの時間〈4〉
俺は何かを発したいのに声が出ない。
何かが突っ掛かったかのように声が出ぇへん。

高原は、どんどん話続ける。

「自分勝手に、お前の所に戻ってきて、今回、こんな事になってるわけやんか…。

藤原に何もしてやれへん。

今頃、気付いてしもた。
ほんまに自分はクズやな」

笑うな。

笑わんといて。

何で、笑うん?

「たか…「藤原、お別れしよう」




●……end……?……●





< 130 / 132 >

この作品をシェア

pagetop