僕らの時間〈4〉
「…ふぁ…あっ!あっ!」

跳ねる高原の腰をぎゅっと押さえ付け、激しくピストンした。
せわしない吐息と、ジュプジュプと卑猥な音だけが部屋に響く。

「んぅぅ…やぁ…ぁ…」

「どないしたん?」

「いき…た…ぁんっ…」

良いところを突いては、それを止めて、それを何回も繰り返している。

いきたくてもいけない。
今の高原にとっては苦しい。

「まだ、いかせんよ」





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