僕らの時間〈4〉
高原が、いなくなってから5年。

毎日毎日、何かは動いていて俺だけが5年前のままや。

何でいなくなったん?と、怒りでいっぱいだった。今は、ただただ逢いたい。

あいつがおらんくなって景色も何もかもが白黒や。

5年前の俺は信じたくなくて何ヶ月も高原のマンションで待ち続けた。

電話もメールも拒否られていた俺は成すすべもなかった。

就活で忙しくなっていた俺は高原のマンションにいく回数も減っていった。







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