僕らの時間〈4〉
「嫌やったら別にええで」

俺から目を逸らす高原は隣からも離れようとする。

「ほんまに言うてる?」

「何やねん、嫌なら、はっきり…「嫌やない!!」

いきなり大声で言うたから高原は、びっくりしている。
目真ん丸にして、ほんま小動物やわ。

「嬉しすぎて泣きそうや」

「大層な…」

高原から言うてくるなんて絶対に無いと思ってたから…あかん、襲いたい。





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