僕らの時間〈4〉
でも今日は、あいつが俺の家におんねん。

今は嫌な事も嬉しいことの方が勝っていた。

「よろしくお願いしますね」

「わかりました」

やらなあかん仕事を残業にならんように黙々と続けた。
あんまり普段と変わらんけど、気持ちが違う。

「最近、藤原先生は定時に帰りますけど女でも出来たんですか?」

俺と一緒に入ってきた西野が向かい合わせの机なので覗き込むように見てきた。





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