僕らの時間〈4〉
ご飯食べて一息ついてから高原が先に風呂に入ってベッドに二人で横になった。

「ふじゃーらの匂いでいっぱいやわ」

布団に顔を擦り付けて、クフフフと高原は笑う。

俺の匂いもしかして臭いんかな?

「明日、休みやし部屋のもん片付けて高原のマンションに持っていこか」

「わかった。
でも、お前の物、あんま無いなぁ」

「せやろ?すぐおわるんちゃうかな」





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